ホームインスペクターズ協会定例会

こんにちは。
岐阜市鏡島より「暮らしを育む」をテーマに
地域の活性化に取り組む
住宅診断・リノベーション専門一級建築士事務所の マルホデザインです。

先日、ホームインスペクターズ協会の定例会がありました。
住宅診断のプロが集まり、近況や診断事例の共有等、大変勉強になりました。

今回はホームインスペクターズ協会のご紹介をさせて頂きたいと思います。

ホームインスペクターズ協会とは?

まず、協会のご案内の前に知っておきたいのが、ホームインスペクション(住宅診断)とは何なのか。

現在決められている領域は大きく分けて3つあります。

①1次インスペクション(現況検査)
住宅の現況を把握するための基礎的なインスペクション

②2次インスペクション(住宅診断)
耐震診断等の劣化・不具合等の原因等を把握する為のインスペクション

③3次インスペクション(詳細診断)
性能向上リフォーム実施(断熱リフォーム)等の住宅性能把握のインスペクションに分かれています。

その中の①1次インスペクションを実施を目的とした診断を行う技術を有した方々が集まる団体が
ホームインスペクターズ協会なのです。

住宅診断のプロとして、建築・不動産取引・住宅診断方法等の一定の知識と高い倫理観を有するよう、
資格試験が有り、登録された方々が全国で活躍されています。

1次インスペクションを主に利用される方は

〇家を買う時

〇家を売る時

〇自宅のチェック

で利用されています。

では1次インスペクションとは何なのか…?

一次インスペクションとは

先にもご紹介した通り、既存住宅の現況を把握する為の調査なのですが、
細かく表現すると、

外廻り
〇基礎・外壁・屋根・軒裏・雨樋・金物・バルコニー

室内
〇壁・天井・床・階段・サッシ

床下
〇土台・床組・束

小屋裏
〇梁・桁・小屋組・天井裏

設備
〇給水給湯設備・換気設備・火災報知器等

等の項目を仕上げ材により異なりますが、
現状がどうなっているかを家中隅々までチェックします。

また、専門家の見地から、住宅の劣化状況、欠陥の有無、改修すべきか箇所やその時期、
おおよその費用等を把握します。

診断することでのメリットは、

〇「買ってはいけない住宅」をつかむリスクを避けられる。

〇いつ頃、どこに、どのくらいのお金をかけてメンテナンスをすべきか、
見通しが建てる事が出来る。

〇報告書を「家の履歴書」として残せる。

〇住宅の構造・設備など、本質的な性能がわかる。

ことです。


このように、インスペクション(住宅診断)はまだまだあまり知られていませんがメリットは沢山あります。

リフォームやリノベーションも自身の直したい範囲のみならず、

住いのコンディションを把握し、直すべき優先順位を付け、性能を維持させていく。

今回の定例会でも様々な事例を皆で共有させて頂きました。

是非、この事例や活用方法を少しでも多くの方に知って頂き、

大切な住まいを長持ちさせ、守っていきたいと改めて実感した日になりました。
住宅診断01

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