旧駒ヶ根市役所庁舎

岐阜市鏡島より「暮らしを育む」をテーマに 地域の活性化に取り組む
住宅診断・リノベーション専門一級建築士事務所のマルホデザインです。

先日御射鹿池に行ってきたスタッフMです。
実は合わせて旧駒ヶ根市役所庁舎にも行ってきました。

大正11年に建てられた当時の旧赤穂村役場になります。
個人的に、江戸末期の擬洋風建築に始まり、
大正期くらいまでに建てられた洋風建築が好きなので
まさにこの建物は好みドンピシャでした。

説明パンフレットによると、
「コロニアル様式を取り入れ、内部の装飾には近代ルネッサンス式を加味し、
当時の役場としては斬新的で豪華なもの」だそうです。

そしてこの建物、驚きなのが総工費です。
当時の村の総予算が19万円余りの中、総工費は5.4万。
とんでもない大工事です。
そんな建物も現役を引退し、現在は郷土館として使われています。

パンフレットを読みながら、コロニアル様式は長崎や神戸で
外国人居留地の住宅で使われた様式だったかな…?
と記憶をフル回転させて古い洋館特有の香りを楽しんできました。

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玄関を入ってすぐに二階への階段が左右に伸びています。

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会議室は移設の際に縮小されたそうです。

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田舎にこのような形式の会議室があるのは相当珍しかったそうです。

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郷土館として色々なものが展示されています。

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この時代の建物は強い青色と雨がとてもよく似合いますね。

スタッフMでした。

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