リノベーション 〜マンション編〜

こんにちは。
岐阜市鏡島より「暮らしを育む」をテーマに 地域の活性化に取り組む
住宅診断・リノベーション専門一級建築士事務所 マルホデザインの池冨士です。

梅雨に入りましたが、気温の差が激しかったり 突然大雨が降り出したり、
毎日の服装や用意に頭を悩ませてしまいますね。

さて、今日は前回のブログで少しお伝えしました、マンションのフルリノベーション
の現場について経過報告です!

解体後、コンクリートの床がむき出しだったこの状態から…

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現在の様子です!

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ユニットバスが組まれ、防音床ができ、新しい間仕切り壁の位置が
だんだんとわかるようになってきました。
毎日大工さんたちが頑張っています!

ところで今回の工事では、すべての水廻り設備や壁を取り払いました。
いわゆる”スケルトン”リノベーションです。
すべて解体してしまうのだから、どんな間取りでも思うがまま!という
イメージもあるかと思いますが、実はいくつか難しい工事もあるんです。

例えば、

玄関ドアや窓などマンションの外観に関わる部分は共有部分と呼ばれ、
個人での変更はできません。
そのため、断熱性能の高い窓にかえたい!という場合は室内側にもう一つ
内窓を取付けるなどのご提案をしています。

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それから、コンクリートの梁は建物全体を支える構造体の為、
小さくしたり位置をかえたり、なんてことはできません。

梁の位置に合わせてを壁をたてたり、間接照明を取付けたり、
圧迫感を感じにくいような工夫をしています。

(完成後の写真を楽しみにしていてください!)

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そしてもう一つ、水廻りの移動もなかなか大変です。
マンションはパイプスペースという最上階から1階まで太い縦管が通っていて、
そこに各戸の排水管が繋がっています。
そのため、必要な勾配を設けることを考えると、元々の位置からあまりにも遠いところに
キッチンやトイレを配置しようとすると、床を上げなければいけなくなったり…
なんてことがおこります。

そんな諸条件をクリアしつつ、お客様の思いが詰まったお家になるよう、
こうしよう、あぁしようと間取りを練っております。

今回はそんな裏話!?でした。

また随時、経過をお伝えします!

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