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  • 店舗リノベーション

noma

岐阜市大菅の空き家を、食をつくり、売り、囲み、泊まることのできる複合施設「noma」へ。シェアキッチンや日替わりのショップ、ダイニング、ゲストルームを組み合わせました。一人ひとりの活動が、人との出会いにつながっていく場所です。

建物のデータ

DATA

所在地

岐阜県岐阜市大菅北2-26

物件種別

持ち家

築年数

工事種別

フルスケルトンリノベーション

竣工

2022年

課題と解決

PROBLEM

ご相談時の課題

空間をひらき、挑戦の入口をつくる。

01

使われなくなった建物に、複数の役割を重ねる。

02

食のつくり手が、製造から販売までを試せる環境を整える。

03

訪れる人が、それぞれの目的で過ごせる場所をつくる。

GALLERY

写真

STORY 01|ひとつの建物に、いくつもの使い道を

空き家だった建物を、さまざまな人が使える場所に変える。nomaでは、ショップ、キッチン、ダイニング、宿泊という用途を各階に重ねました。

店を開く人、食事に訪れる人、教室に参加する人、泊まりに来る人。それぞれが自分の目的で訪れながら、同じ建物を共有します。使う人によって過ごし方が変わることを、この場所の可能性として捉えています。

STORY 02|つくったものを、届けるところまで

食の仕事を始めるには、調理する場所や専門設備が必要です。nomaには、惣菜と菓子の製造許可付きキッチンを設け、スチームコンベクションや真空包装機、急速冷凍機などを備えました。

1階のデイリーショップでは、施設内でつくった商品を販売できます。製造と販売をひとつの拠点で試せることが、実店舗を持つ前の挑戦を支えます。

STORY 03|料理を囲む、教える、記録する

2階のプライベートダイニングは、食事会だけでなく、料理教室や撮影にも対応する空間です。オーダーキッチンはコンロ側を独立させたアイランド型とし、周囲に人が集まりやすく、調理中の手元も撮りやすい配置にしました。

白とグレーを基調に、木の質感を添えた室内。料理や食材が自然と目に入る、控えめな設えにしています。

STORY 04|食卓のあとも、時間をともにする

3階には、雰囲気の異なる二つのゲストルームを設けました。白を基調とする部屋では、美濃和紙の質感と低いベッドが、やわらかな落ち着きをつくります。黒を基調とする部屋では、ソファとベッドのスペースに高低差をつけ、過ごす場所によって視線が変わる構成にしました。

食卓を囲んだあと、そのまま泊まる。複数の空間を組み合わせることで、大切な人と過ごす時間をゆっくりと楽しめます。

STORY

本文|リッチテキスト

「建て替えるしかない」と言われて来られたご相談でした。図面は残っていませんでしたが、実測して図面を起こし、基礎と構造の状態を確かめたところ、使える建物であることが分かりました。

01

建て替えを止めた理由

最初にしたのは、建物を測ることでした。図面が残っていない住宅では珍しくないことで、実測から図面を起こすところが仕事の入口になります。基礎に大きなひび割れはなく、木部の腐朽も限定的。柱と梁はそのまま使える状態でした。

​

建て替えれば、いま建っているものを解体して処分する費用が先に出ていきます。使えるものを使えば、その分を断熱や間取りに回せます。判断を分けたのは、この一点でした。

改修後のリビング。既存の梁を見せたまま仕上げている。 / Photo: dummy

実測で確かめたこと

  • 01

    基礎の状態(ひび割れ・沈下の有無)と床下の湿気

  • 02

    柱・梁・筋交いの位置と、抜いてよい壁の判別

  • 03

    断熱材の有無と、開口部の性能

  • 04

    給排水と電気設備の更新が必要な範囲

「直せない家」は、思っているほど多くありません。

測って確かめないまま、あきらめている家のほうが多いのです。

MARUHO DESIGN / 一級建築士

02

断熱に予算を寄せる

見た目を新しくすることよりも、冬の寒さを解消することを優先しました。壁と天井に断熱材を充填し、開口部を樹脂サッシの複層ガラスに交換。床下からの冷気を止めるところまでを一続きの工事として計画しています。

断熱の仕様(この事例の場合)

  • 外壁

    高性能グラスウール 105mm 充填

  • 天井

    ブローイング 200mm

  • 床

    押出法ポリスチレンフォーム 65mm

  • 開口部

    樹脂サッシ+Low-E複層ガラス(全面交換)

左:断熱改修後のLDK。/ 右:既存の梁を見せたダイニング。/ Photo: dummy

03

二世帯の距離をつくる

同居で難しいのは、面積よりも距離のとり方です。水まわりを二か所に分け、玄関は共用のまま、生活時間の違う部分だけを離しました。将来どちらかが使わなくなったときに、貸せる形に戻せる区切り方にしています。

注記

掲載している費用と工期は2025年時点の概算です。同じ仕様でも、建物の状態や地域の施工条件によって変動します。実際のご相談では、現況調査のうえで費用の幅をお出しします。

04

費用と工期のまとめ

内訳(概算)

  • 解体・仮設

    —

  • 構造補強・耐震

    —

  • 断熱・開口部

    —

  • 内装・造作

    —

  • 設備(給排水・電気)

    —

  • 設計・監理

    —

※ 金額はダミーのため非表示にしています。公開時に実額または「〇〇万円台」の表記に置き換えてください。

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