お盆旅レポート 〜藤森照信建築〜

こんにちは。
岐阜市鏡島より「暮らしを育む」をテーマに 地域の活性化に取り組む
住宅診断・リノベーション専門一級建築士事務所 マルホデザインの池冨士です。

お盆休みを終えてバタバタと日常に戻りつつありますが、
ブログではしばらく夏休みの思い出に浸りたいと思いますのでしばしお付き合いください。

避暑も兼ねて長野へ、八ヶ岳周辺をうろうろしてきました。

我が家の旅行は行きたい建物をいくつかピックアップして
あとは現地でなりゆきに任せることが多いのですが、
今回見てみたかった建物の一つ、茅野市神長官守矢史料館へ。

こちらは鎌倉時代より守矢家で伝えてきた守矢文書を保管・公開する史料館です。
守矢家は中世より諏訪神社上社の神官の一つである「神長官(じんちょうかん)」を
明治時代まで勤めてきた家柄だそうです。

建築家の藤森照信さん設計です。

藤森さんは史料館からすぐ近くのご出身らしく、この建物で建築家デビューされたそうです。

藤森さんと言えば岐阜周辺だと多治見のモザイクタイルミュージアムや滋賀県にあるラ コリーナなど、
どこか不思議なフォルムで自然素材を使ったほっこりとした作風が特徴的で、
私の好きな建築家の一人です。

もう30年程前にできた建物ですが、デビュー作から藤森テイスト満載でブレないなぁと感心しました!

資料館から少し歩いたところにある3つの茶室も見に行きました。

まずは「空飛ぶ泥舟」

坂を登っていると花畑の後ろにぽっかりと浮かんだ宇宙船のようなものが見えてきます。
なんだか愛らしくて嘘みたいな光景に思わず笑ってしまいました。

次は「高過庵(たかすぎあん)」と「低過庵(ひくすぎあん)」

ツリーハウスのように、かなり高所にある高過庵と
低すぎて地面と同化しかけている低過庵。

茶室はどれも今回は中に入ることができませんでしたが、

どうやって登るんだろう?
中はどんな感じがするんだろう?
眺めが良さそう!

などと想像するのが面白かったです。

館長さんいわく、私たちが訪れた日にちょうど用事があって実家に帰省されていた藤森さんが
午前中フラッとみえていたそうで、まさかのニアミス!
お会いしてみたかったな…。

お盆旅レポートは次につづく!

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