【素材を考える】和紙デザイナー堀木エリ子さんを訪ね、いざ京都へ。~ 続編 ~

こんにちは。
岐阜市鏡島より「暮らしを育む」をテーマに 地域の活性化に取り組む
住宅診断・リノベーション専門一級建築士事務所のマルホデザインです。

昨日、堀木エリ子さんを訪ね京都駅まで到着した記事の続編。

いよいよ、堀木エリ子さんのショールームに訪問です。

京都駅から烏丸御池駅へ。
その道中にも気になる看板を撮影。
完全に田舎者です。

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駅到着後、徒歩数分。
到着!
レトロな建物の一角にショールームがあります。
素敵な建物。
こんな所を事務所にしたい。

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とショールームに入り見学。
秘書の方が案内して下さり、様々な作品を拝見させて頂きました。

倫理、都合上、写真をアップする事は出来ませんが、堀木さんの世界に引き込まれました。
一般的な和紙とは違い、9尺×7尺の大判の和紙を仕上げる。
また、立体的な紙漉き等果敢に新しい技術革新に取組んだ作品に力強さを感じる。

和紙を使った表現を皆に広める。
建築家さんやアーティストさん等様々。
そんな要望に応える姿勢が魅力なのであろう。

「無理だと思ったら違う方法を考える」

和紙職人さんにこんなものを造りたいと相談すると、大体が「無理だ」と返されてしますそう。

「でもこうしたら出来るんじゃない」

1万個の気泡を取り除くのに一つ一つ吸い上げ取り除く。
始めは誰もが無理だと思うその圧倒的な物量に、
一つこなせば9999個になる、
二つこなせば9998個になる。
そんな情熱が皆を突き動かす。

そうして出来上がった作品には一つ一つ物語りがあり、
クライアントの気持ちに寄り添う。

面白い。

また、そんなアーティスティックな発想ばかりでなく、
世の中に残るモノは役に立つものとも語る。

和紙の表現の幅を留めていない。
都市、特に飲食店等では建築的に「内装制限」というものがある。
燃えるモノを内装に使ってはいけない等の制限があるんですね。
そこにも果敢に挑戦。
そもそも、不燃素材に「紙」という存在が無い。
当然ですよね、燃えますもの。
燃えない紙もありますが、それを「責任」を持って証明するのが難しい。
皆リスクを取りたがらない。
特に許可を出す行政の悪しき習慣かもしれない。
そんな中でも活路を見出し認定取得。

今では外壁にも使うことが可能だとか。
実際にメルパルク京都の外壁に使用されている。

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「出来ない事を捨てる」

色々勉強になりました。
作品は勿論の事乍ら、伝統を残す為に革新が必要であったり、自然の偶然性、文化、歴史等、
共感する事が多く、ためになりました。

こんなご縁を頂いた事にも感謝。

その後は有志達との懇親会。

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京都タワーは迷った時のシンボルになりますね。

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