岐阜市住宅診断/屋根メンテナンスの考え方

こんにちは。
岐阜市鏡島より「暮らしを育む」をテーマに 地域の活性化に取り組む
住宅診断・リノベーション専門一級建築士事務所の マルホデザインです。

今回は住宅診断させて頂いたお客様の屋根メンテナンス。
屋根をチェックすると、塗膜の剥がれや劣化がちらほら…
どの様にメンテナンスをしていこうか。

まずチェックすのるのが屋根材の種類。
屋根材の種類により耐久性や対策が異なってきます。
今回の屋根材は『平板化粧スレート』
一般的にカラーベストと言われるものです。

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平板化粧スレートとはセメント、けい砂を原料として、繊維で補強したもの。
重量も軽く、耐震性の向上や、衝撃性にも強く頑丈。
また、吸水性が低い為、多少の劣化では傷みません。

しかし、中古住宅になると関わってくるのが築年数なのです。

築年数から見る屋根材のポイントとは?

昔の平板化粧スレートは、当時良いものとされていたアスベストが使用されていました。
目安としては2000年以前のもの。
厳密には2004年まで生産されていたものなので、大凡この時期までのものは

「アスベストが入っているだろう」

として見ています。

アスベストが入っていると何が不具合なのか?

まずアスベスト(石綿)は発がん性のリスク等使用が禁じられています。
また、撤去、処分する際も飛散しないための対策や、処分方法等も厳格に決められ、
とても手間のかかる作業となります。

これから住まいをメンテナンスする方にとっては、撤去、処分費用が
高額になってしまうことが一番大きいのではないでしょうか。

また、何も気にせず処分してしまう業者さんも…
ご自身の健康リスクを考えるにあたってはしっかり把握しておきたいものですね。

当時の建材にはこんなものも

当時の建材は安心、安全のアピールの為、
『アスベスト(石綿)は使用していません!』
とうたっているものも。
今となってもその印を見ると安心します。

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現在は安心、安全が当たり前となり、感覚が鈍ってきているところもありますが、
本当に自身にとって何が安全なのか、見極めも大切ですね。

因みに今回のメンテナンス方法はカバー工法。
既設の屋根の上に更に防水層を造り鋼板で覆います。
解体費を抑えながら、雨漏れリスクを二重に回避するので、
カラーベストの場合にはお勧めしています。

 

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