【押さえておきたい!!昨年からの変更点3つのポイント】長期優良化リフォーム事業の説明会に行って来ました!

こんにちは。
岐阜市鏡島より「暮らしを育む」をテーマに 地域の活性化に取り組む
住宅診断・リノベーション専門一級建築士事務所のマルホデザインです。

今回は平成29年度の長期優良化リフォーム事業の説明会に参加して来ました。
場所はココ!!

IMG_8387

ウィルあいち(愛知県女性総合センター)です。
市政資料館の正面。
資料館の建物はカッコいいですね!

IMG_8388

現地は小雨。
近隣のコインパーキングはどこも満車。
徒歩10分程離れたところに停めて、何とか時間に間に合いました。

会場は物々しい雰囲気。
緊張します。

IMG_8385

さて、平成29年度の長期優良化リフォーム。
事前の採択案を聞いていたので大凡は把握してましたが、
いざ実行されると色々と変わってますね。
そんな変更点の気になるポイントを整理しましょう!!

押さえておきたい変更点

大きく分類しますと、

〇要件
〇補助額の算出方法
〇申請方法

です!
その中でも気になるポイントを解説。

【要件】について

まず、そもそも長期優良化リフォームって?となりますが、簡単に言うと『性能を上げること』
その性能項目は『劣化対策』・『耐震性能』・『省エネ性能』・『維持管理』
の項目があります。
それぞれに細かく技術規定が存在し、『S基準』・『A基準』どこまで性能を上げようか、
との話になってきます。
昨年までの制度では『特定性能工事』とし、「劣化対策」・「耐震性能」の確保が必須となり、
その他の項目は『特定性能工事』と言い、任意での性能向上で良しとされてきました。

そこで変更ポイント①
<劣化対策及び耐震性能に加え、その他の性能項目についても一定の基準に適合すること>

従来の「特定性能工事」(耐震・維持管理)にプラスして「維持管理or省エネ性能」を上げなければなりません。
より基準としては厳しくなりましたね。
然し乍ら、長期優良化としては個人的に「劣化・維持管理」は必ずクリアしておきたい所。
しっかりと計画していけば何ら問題ないかもしれません。

【補助額の算出方法】について

こちらもまず、従来の方法で申しますと、『補助率方式』を取っていました。
補助率方式とは、実行予算に対しての割合で補助金を支給する方式。
例えば100万円の工事の1/3を補助として出します、といった形式です。

ココでの変更ポイント②
<一部の申請内容については『単価積上方式』により算出する>

一部とは、申請内容には
『評価基準型』・『認定長期優良型』・『高度省エネルギー型』
と分かれるのですが、その中の「評価基準型」の場合。
それぞれの違いは今回触れませんが、より性能向上ポイントが明確になり、補助が受けやすい形に。

例えば、
防蟻処理工事は 1,800円/㎡ ですとか、
ユニットバス化は 240,000円/箇所 などがあります。
グレードによらず一律ですからね、上手く活用するとお得になりそうな予感。
反対に表に無い項目は対象工事となりません。
見積内容もしっかりチェックし活用できると良いですね。

【申請方法】について

今までは『事前採択』・『通年申請』がありました。
これも「事前採択」とは、そのままですが、事前に案件を登録し予算を取っておくもの。

ココでポイント③

<事前採択は行わず通年申請のみとし、事業者ごとの申請件数は、原則として制限しない>

これはややこしい制度を撤廃し、長期優良化リフォームをやりたい!と言った急なケースにも対応が可能ということ。
交付申請期間内であれば随時申請ができます。
より多くの方、多くの事業者さんが取り組める内容となりました。
しかし、事業者さんは事業登録をしなければなりません。
これはネットに業者名も公表。
お客さんにとっては相談窓口が分かりやすくなるかもしれません。

以上が、押さえておきたい数ある変更点の中の3つのポイント。
より長期優良化が身近になるかもしれません。

しかし、変わらないポイントも。

『リフォーム工事前にインスペクションを行うとともに、維持保全計画及びリフォーム履歴を作成する事。』

これは以前も変わらない内容。
しっかりとチェックし、しっかりと直し、見守っていく。
とても大切なこと。

多くの事業者さんが取り組んで行くことを願っています!!

Posted by

RELATED POST