【押さえておきたい!!昨年からの変更点3つのポイント】長期優良化リフォーム事業の説明会に行って来ました!
こんにちは。
岐阜市鏡島より「暮らしを育む」をテーマに 地域の活性化に取り組む
住宅診断・リノベーション専門一級建築士事務所のマルホデザインです。
今回は平成29年度の長期優良化リフォーム事業の説明会に参加して来ました。
場所はココ!!
ウィルあいち(愛知県女性総合センター)です。
市政資料館の正面。
資料館の建物はカッコいいですね!
現地は小雨。
近隣のコインパーキングはどこも満車。
徒歩10分程離れたところに停めて、何とか時間に間に合いました。
会場は物々しい雰囲気。
緊張します。
さて、平成29年度の長期優良化リフォーム。
事前の採択案を聞いていたので大凡は把握してましたが、
いざ実行されると色々と変わってますね。
そんな変更点の気になるポイントを整理しましょう!!
押さえておきたい変更点
大きく分類しますと、
〇要件
〇補助額の算出方法
〇申請方法
です!
その中でも気になるポイントを解説。
【要件】について
まず、そもそも長期優良化リフォームって?となりますが、簡単に言うと『性能を上げること』
その性能項目は『劣化対策』・『耐震性能』・『省エネ性能』・『維持管理』
の項目があります。
それぞれに細かく技術規定が存在し、『S基準』・『A基準』どこまで性能を上げようか、
との話になってきます。
昨年までの制度では『特定性能工事』とし、「劣化対策」・「耐震性能」の確保が必須となり、
その他の項目は『特定性能工事』と言い、任意での性能向上で良しとされてきました。
そこで変更ポイント①
<劣化対策及び耐震性能に加え、その他の性能項目についても一定の基準に適合すること>
従来の「特定性能工事」(耐震・維持管理)にプラスして「維持管理or省エネ性能」を上げなければなりません。
より基準としては厳しくなりましたね。
然し乍ら、長期優良化としては個人的に「劣化・維持管理」は必ずクリアしておきたい所。
しっかりと計画していけば何ら問題ないかもしれません。
【補助額の算出方法】について
こちらもまず、従来の方法で申しますと、『補助率方式』を取っていました。
補助率方式とは、実行予算に対しての割合で補助金を支給する方式。
例えば100万円の工事の1/3を補助として出します、といった形式です。
ココでの変更ポイント②
<一部の申請内容については『単価積上方式』により算出する>
一部とは、申請内容には
『評価基準型』・『認定長期優良型』・『高度省エネルギー型』
と分かれるのですが、その中の「評価基準型」の場合。
それぞれの違いは今回触れませんが、より性能向上ポイントが明確になり、補助が受けやすい形に。
例えば、
防蟻処理工事は 1,800円/㎡ ですとか、
ユニットバス化は 240,000円/箇所 などがあります。
グレードによらず一律ですからね、上手く活用するとお得になりそうな予感。
反対に表に無い項目は対象工事となりません。
見積内容もしっかりチェックし活用できると良いですね。
【申請方法】について
今までは『事前採択』・『通年申請』がありました。
これも「事前採択」とは、そのままですが、事前に案件を登録し予算を取っておくもの。
ココでポイント③
<事前採択は行わず通年申請のみとし、事業者ごとの申請件数は、原則として制限しない>
これはややこしい制度を撤廃し、長期優良化リフォームをやりたい!と言った急なケースにも対応が可能ということ。
交付申請期間内であれば随時申請ができます。
より多くの方、多くの事業者さんが取り組める内容となりました。
しかし、事業者さんは事業登録をしなければなりません。
これはネットに業者名も公表。
お客さんにとっては相談窓口が分かりやすくなるかもしれません。
以上が、押さえておきたい数ある変更点の中の3つのポイント。
より長期優良化が身近になるかもしれません。
しかし、変わらないポイントも。
『リフォーム工事前にインスペクションを行うとともに、維持保全計画及びリフォーム履歴を作成する事。』
これは以前も変わらない内容。
しっかりとチェックし、しっかりと直し、見守っていく。
とても大切なこと。
多くの事業者さんが取り組んで行くことを願っています!!
Posted by 名和