【物件購入前に知っておくと良いこと】物件探しのコツ~戸建て編~

こんにちは、かおりです。
今回は中古住宅の物件探しのコツについてお話をしたいと思います。
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中古物件を購入するにあたって、ご家族によってそれぞれ大切にしたい部分が違うのではないでしょうか。
希望するリノベーションを叶える為、リノベーション後の暮らしを豊かにする為に
戸建、マンションそれぞれの選び方のコツをお伝えします。

中古物件(戸建て・マンション)を購入する場合、確認しておくと良いポイントとは

POINT.1 優先順位を決めておく

全ての条件を満たした理想的な物件に出会える確率はとても低いです。
そこで大切なのは、優先順位を決めておくことです。
いつまでに住みたいかの【期日】を決めたうえで、

【地域・利便性】
【予算】
【広さ】
【築年数】

この4つの中で、どれを優先するのか家族で話し合っておくと良いでしょう。

POINT.2 現地に足を運び、立地条件を確認する

岐阜県鏡島城跡の現在02

物件を購入する=立地条件を買う事と同じことと言われます。
物件はリノベーションを行えば、理想的になりますが、立地条件を自分の手で変えることはできません。
長く暮らせる街であるのかを自分達で確認することで、購入後に知った後悔等もなくなるはずです。

【平日・日中】
【平日・夜】
【休日・日中】
【休日・夜】
【駅からの道のり】
【子供の学校までの通学路】

この6点をポイントに確認することをお勧めします。

POINT.3 物件購入前に施工会社に確認して貰う

岐阜_リノベーション事務所のインスペクション(住宅診断)

立地条件や予算等家族の理想を満たした物件が必ずしもリノベーションに適した物件とは限りません。
後悔しないリノベーションをするには、物件購入前に施工会社に現地を確認して貰う事をおすすめします。
その為、物件探しと施工会社探しは同時進行で進めていくと良いでしょう。

上記3つのポイントを踏まえた上で、今回は中古戸建ての選び方をお伝えします。

中古戸建ての選び方

リノベーション前のマンションスケルトン解体③

中古戸建ては構造(木造・鉄筋コンクリート造・鉄骨造等)によって、
建物の強度に違いがあり、間取りの変更の自由度が変わってきます。

構造によっては叶えたいリノベーションが実現できない事もあるので、注意が必要です。
売主の方に【建築確認申請書類】【図面】等の書類があるかを確認しておくと安心です。

では、どんな構造がリノベーションに向いているのか。
構造のお話をしましょう。

戸建住宅の構造・工法の種類

木造軸組工法(在来工法)

柱と梁で建物を支える工法。
物を支える柱は移動できませんが、間仕切り壁は筋交いがない場合は壊すことも可能。
間取りの変更は自由度が高めな工法です。
耐震診断により建物全体の柱や壁のバランスチェックをすることも大切です。

2×4工法(枠組壁工法)

床・壁・天井を面で支える工法。
窓やドアなどの開口部を大きくしたり、増やすことは難しく、
間仕切り壊すことも出来ない為、間取り変更がしにくいです。

鉄筋コンクート造(RC造)

鉄筋とコンクリートで建物を支える工法。
建物を支える躯体は壊すことは出来ませんが、耐火性や耐震性に優れているメリットがあります。

鉄骨造(S造)

鉄骨の柱と梁で建物を支える工法。
木造軸工法と同様に、比較的間取り変更の自由度は高めですが、
木造で言う筋交のようなものが入っていることもあるので注意が必要です。

プレハブ

床・壁・天井などの躯体を工場生産し、現場で組み立てる工法。
間取り変更の自由度が高いのは、柱や梁で建物を支える鉄骨系。
壁で建物を支える木質系・コンクリート系は制限があります。

リノベーション後にどんな雰囲気にしたいかも含め、
構造体を確認しておくとイメージがしやすいかもしれません。

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中古戸建て選びの3つのコツ

1.築年数が15年〜20年以上で手入れされている物件が狙い目

建物の資産価値は、新築時がピークで年数を重ねるごとに下落していきます。
築25年を過ぎる頃には、資産価値はほぼゼロという評価のものもあります。
賢く良質な物件を手に入れるなら、築15年〜20年以上でしっかりと手入れされている物件が価格的にも狙い目です。
売主に修繕記録などがあればみせてもらったり、自身の目でも確認しておくと良いでしょう。

2.耐震性が気になるのであれば「新耐震物件」を

住宅診断

耐震性が気になるのであれば、1981年6月1日以降に建築確認を取得している新耐震物件を探しましょう。
それ以前の物件については、耐震診断をするのがお勧めです。
「倒壊する可能性が高い」「倒壊する可能性がある」という判定になり、
耐震改修を行う事となれば、国や自治体から補助金を受けることもできます。

3.浸水履歴やハザードマップなどを確認しておくと安心

岐阜市空き家改修の補助金_岐阜城から見た風景

過去の浸水履歴やハザードマップなどの災害時の被害を想定した資料を確認しておくと
その物件のある土地の情報が知れて安心です。

中古戸建てを購入する際の注意点やポイントをお伝えしました。
選び方のコツを知り、後悔しない物件選びをしましょう。

次回は中古マンション選びのコツをお伝えします。

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