伊豆で有名なB級スポット伊豆極楽苑

まったくクリスマスの実感がないモトダです。
前回のブログに子供の泣いちゃうB級スポットと書いたのですが
世間のキラキラなクリスマスとは逆光しますので
テンションを下げたくない方は見ないで下さいね!

はい、問題のない方はそのまま読み進めて頂いて大丈夫です。
今回行ってきた伊豆のB級スポットはのテーマは【 地 獄 】です。
地獄のテーマパーク・伊豆極楽苑。
この極楽苑は地獄を学び、雰囲気を体験出来るという場所になります。

まずはポップな鬼がお出迎え。
伊豆極楽苑のお出迎えをする鬼

入場料を払い、中にはいるとまずは座学で簡単な地獄のお話を聞きます。
そして、地獄を体験出来るゾーンに入るという流れです。

地獄といえば閻魔大王のイメージが強いですが、
実は行き先を審査をする王様は10名いるそうです。
伊豆極楽苑の十王

この10名を十王(じゅうおう)といい、
亡くなってから三回忌までの間に順番に10の審査を行っていくのです。

実はこの十王は人間界でいう神様の化身であり、
釈迦如来や薬師如来など、本当は慈悲をくださる人たちなんだそうです。
ちなみに閻魔大王は地蔵菩薩だそうです。
伊豆極楽苑の閻魔大王

菩薩様には見えないけどね…!?
この辺りの説明をしだすとキリがないのでウィキペディア先生をご覧ください。

そしてこの審査の後、6つの鳥居まで連れて行かれ、
自分でどの鳥居をくぐるかを決めさせられます。
伊豆極楽苑の六道への入り口

この6つの鳥居は「六道」という道への入り口で、
必ず生前の行いが反映されるんだそうです。こわい。
鳥居の先は、天道、人道、阿修羅道、畜生道、餓鬼道、地獄道というラインナップ。

天道は多くの善行を積んだ人だけがたどり着ける場所。
人道は、私達が暮らす酸いも甘いもある場所。
阿修羅道は戦争や争いごとばかりを起こした人や、
心の内側で強い自尊心や競争心を持っていた人が落ちる場所。
畜生道は本能や欲望のおもむくままに生きてきた人が落ちる場所。
餓鬼道は欲深く、富や権力に執着した者が落ちる場所。
地獄道は自殺者や殺人者が落ちる場所。
地獄道に関しては罪に応じて、合計136種ある地獄のどこかに落とされるとのこと。

ざっくりではありますが、これだけ聞くとそこまでひどくなくない…?と思うのですが
畜生道であれば、その人の品性に応じて姿を豚などに変えられてしまったり、
餓鬼道だと、食べ物や飲み物を口にすると、それが火に変わり
体中を焼いたりとえげつないオプション付きです。

地獄道は136種類あるだけあって、罪のかたちがすごいです。
例えば、一番軽いとされる等活(とうかつ)地獄。
鬼に体を切り裂かれて粉砕され、死ねども涼風が吹いて
また元の身体に生き返り、何度でも責め苦を受けるとのこと。
…むり。
中でも聞いていて気分が悪くなったのは「屎泥処(しでいしょ)」。
気になる方は検索してみてくださいね。

地獄体験ゾーンには駐車場でにこやかにお出迎えをしてくれた鬼はいません。
伊豆極楽苑の地獄の鬼
伊豆極楽苑の地獄

そして一番えげつない地獄は阿鼻(あび)地獄といい、
地獄道の中で一番最下層に位置するそうです。
ここ行きの判決を下されると、まず地獄に落ちるまで2000年かかるそうです。
長くない!?
そして行き着いた先では等活地獄の1000倍の苦しみを受けるらしいです。
等活地獄の1000倍って…もはや想像がつかないので行きたくないですね。

子供連れの家族があとから入ってきましたが、展示物を見ることもせず走り抜けて行きました。
いやだ!こわい!見ないで出よう!!!と半泣き状態。

そりゃあ怖いよね!
真っ暗な部屋にこんなのとかいるもんね!
伊豆極楽苑の奪衣婆

彼女は奪衣婆(だつえば)と言って三途の川で亡者の服を剥ぎ取るそうです。

悪いことをするとこういうところに連れて行かれちゃうよ〜という
教えは大事だよなあと思ったテーマパークでした。

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