大正から昭和初期に栄えた中村遊郭『旧松岡旅館』

マルホデザインの名和です。

大正時代から昭和初期にかけて、
名古屋市中村区に遊郭があった事をご存じですか?

『中村遊郭』と言って、
昔は東京の吉原遊郭以上の華やかさを誇ったそう。

今はどんどん取り壊しされているのですが、
その中で今でもその当時の面影を残している『旧松岡』で
先日イベントがあり、参加させて貰いました。

歴史的建造物として名古屋市の都市景観重要建築物に指定されている『旧松岡』は
今は1階は高齢者向けのデイサービスセンターになり、
2階は本当に当時のまま残っているのです!!

2階に上がると、100帖もの大広間!!
広間にはステージが設けられ、檀上には豪華な神棚が。
遊郭の後、旅館に転業したのですが、ここで結婚披露宴を行っていたそうです。
松岡遊郭_190403_0002
照明も見た事ないくらい大きい!!
松岡遊郭_190403_0001
こちらは遊女たちがいた部屋。
松岡遊郭_190403_0003
一度は旅館として使っていたそうなのですが、
ほぼ当時のままだそう。
暗くて見えにくいのですが、細かい所までこだわったデザイン。
夫々の部屋の名前に合わせて、建具等も模様があしらわれているのです。

独特の世界だな。と思いながらも
古いのに汚さを感じないデザインや建築物に目を奪われ、
名古屋駅の駅前は開発されて真新しいものばかりなのに、
もっと西側にはまだ大正昭和の香りがする
建物が建っている、そんな姿にも何だか感激してしまいました。

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