文化のみち橦木館

こんにちは。
岐阜市鏡島より「暮らしを育む」をテーマに 地域の活性化に取り組む
住宅診断・リノベーション専門一級建築士事務所 マルホデザインの池冨士です。

あっという間に6月に入り、まさに本日 梅雨入りが発表されましたね。
部屋干しの毎日を考えると憂鬱ですが、気分を上げるために新しい柔軟剤でも
買ってみようかなと思っています。

さて先週末、木工家ウィークNAGOYAをのぞいてきました。

椅子展が開催されている橦木館へ。
一緒に行った夫が椅子に釘付けなところ、私は椅子よりも建物が気になったので
少しお伝えします。

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名古屋市東区にある文化のみち橦木館。
輸出陶磁器商の井元為三郎が、大正末期から昭和初期に建てた邸宅だそうです。
敷地内には和館、洋館、二棟の蔵、茶室、庭園が配置され、街中にいることを
忘れてしまいそうな風景が広がっていました。

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和館は庭園を囲むようにぐるっとまわった縁側がとても素敵でした。
最近では縁側のあるお宅は少なくなってきていますが、私はこのなんとも言えない
外と中をつなぐ曖昧な空間が好きです。

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椅子展の様子もチラリと。
今回のテーマは”低座の椅子”だそうです。
和室のモジュールに合う、体への負担の少ない椅子を木工家さんたちが展示していました。

講評会も行われていて、聞いているうちに少し学生時代を思い出しました。
(私は課題ごとに行われた講評会が毎回すごく苦手でした!)

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洋館部分はステンドグラスやモールディングが各所にみられ、
隅々までとてもこだわった装飾がされていました。
天井にあった星型のガラスはなんと照明でした!

多くの古い邸宅が壊されていくなか、橦木館も一次閉鎖されたものの、
市民団体の方々によって手入れされ、現在では名古屋市が管理する
”文化サロン”として幅広いイベントが行われているそうです。

しっかりと作られたものを手入れしながら 守り 使っていくこと。
私たちも日々大切に思い、取り組んでいることを改めて感じられた名古屋のまち歩きでした。

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