苔寺・平泉寺白山神社の緑に癒やされる

こんにちは。
岐阜市鏡島より「暮らしを育む」をテーマに 地域の活性化に取り組む
住宅診断・リノベーション専門一級建築士事務所 マルホデザインのモトダです。

週末は雨ばかりかですね。
雨は好きではありませんが、雨に濡れた石や緑はしっとり感が増し増しなので大好きです。

そんなわけで今回は緑が素敵な福井県勝山市にある平泉寺白山神社に行ってきました。

本殿前は苔むした景観が見事なことから、京都の西芳寺とともに苔寺として有名だったりします。
隅々まで手入れの行き届いた苔というよりも、自然が営んで出来た景観という趣き。
 
 
参道の杉並木もとても美しい。
木曽義仲や奥州へと逃れる源義経主従も歩いたという話もある場所です。

 
 
ちなみにこの平泉寺白山神社、寺と神社が名称に入っているのは
こんな歴史があってのことだそうです。

養老元年(717年)
越前の白山信仰の場として寺院が開かれる。

平安時代以降
比叡山延暦寺の勢力下に入り、霊応山平泉寺として知られるようになる。

室町時代
最盛期には僧兵8000人の巨大宗教都市となる。

戦国時代
天台宗の有力な寺院となるが、越前一向一揆にて焼失・滅亡。後に豊臣秀頼などの崇敬を受けて復興。     

明治時代
神仏分離令により寺号を棄てて神社に。主祭神はイザナミノミコト。

こんな歴史のある場所なのですが、発掘調査が始まったのは平成になってから。
最盛期には200ヘクタールの敷地があったそうですが、
まだ発掘調査が進んでいるのはわずか1ヘクタール程。
ちなみに東京ドームは4.7ヘクタールだそうです。

当時の石畳や石垣、僧侶の居住跡などがたくさん発見され、
この場所が本当に宗教都市だったということがわかってきたそうです。

発掘された石畳。

当時では最先端の宗教都市だったようで、周辺一帯、
こういった石畳で整備されてたと思うとすごいですよね。
 
 
参拝の後には、参道前にあるお店で休憩。
発酵食料理と酵素スイーツの店です。

食べたのはサツマイモの白味噌ケーキ。
ボリュームがすごいです。そして甘すぎなくて美味しい。
飲み物もなんかデトックス効果のあるやつ…(覚えていない)
着物を着たきれいなお姉さんが接客してくれました。

岐阜から高速で2時間30分程度かかりますが、とても素敵な場所です。
天空の城と名乗り出ている大野城と合わせて観光するのもアリかもしれませんね!
まだ大野城の雲海写真は撮れていないのでいつか行きたいな〜と思うモトダでした。

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