ホームインスペクションの義務化による メリットやデメリットは…?

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住宅診断・リノベーション専門一級建築士事務所のマルホデザインです。

前回のコラムではホームインスペクション(住宅診断)の義務化についてお話させていただきました。

>>ホームインスペクションの義務化とは?

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前回のコラムで、ホームインスペクションの義務化が行われた背景と義務化の仕組みについて触れました。

日本は少子高齢化社会で、人口減少が続いています。そのため、住宅に住む人は減り、空き家が増加している現状です。

したがって、空き家を減らし中古住宅市場を活性化させるためにホームインスペクションの義務化が定められた背景があります。

ホームインスペクションの義務化は、インスペクションを必ず実施する義務ではなく、仲介会社が中古物件の取引をする際、売買するお客様に対して課せられた義務になります。

それでは、ホームインスペクション義務化によってどのようなメリットやデメリットが発生するのでしょうか。

今回はそのような疑問についてお答えします。

義務化のメリットとデメリット

ホームインスペクションの義務化では、仲介業者が以下の3点についてお客様に説明する必要があります。

・媒介契約時にホームインスペクションを行う事業者を斡旋できるか説明すること
・重要事項説明の際、買主に対してインスペクションを実施しているのか説明すること
・売買契約時に建物の状況を売主と買主が確認し、書類で説明すること

この3つに共通する点はいずれも説明をするという点です。

媒介契約時、重要事項説明時、売買契約時それぞれで説明することで、お客様と仲介業者間のトラブルを防げることがメリットと言えます。

お客様との取引においてトラブルはつきものです。しかし、ホームインスペクションが行われる前に重要事項などの説明をすることでトラブル発生を未然に防ぐことにつながります。

そのため、義務化が定められたことによってさらにホームインスペクションがスムーズに行われるようになり、お客様が安心してホームインスペクションを利用することにつながりました。

メリットがある中で、義務化によるデメリットはほとんどありません。デメリットは、仲介業者側にとって、お客様への様々な説明や質疑応答への臨機応変な対応など手間がかかることくらいです。

しかしながら、ホームインスペクションのスムーズな取引のためにも説明は欠かせないため、手間が掛かる分トラブルが少なくなることはメリットとも言えます。

義務化されてどうなる?

ホームインスペクションの義務化が定められたのは、2018年で今から4年前の出来事です。

実際に義務化される前でもホームインスペクションの利用者は少しずつ上昇傾向にありましたが、義務化された後には利用者は大幅に増えました。

今までホームインスペクション利用にためらいがあり、躊躇してしまう人でも義務化後は説明が十分に行われるため、利用者側は利用しやすくなります。

仲介業者にとっても説明する手間はかかりますが、トラブルのないスムーズな取引を実施するためにも説明が重要であることがわかります。

このように双方にとってメリットがあるため、今後日本で中古住宅市場がさらに活性化していくことが考えられます。

マルホデザインでは、リノベーションやインスペクションに関するご相談などを
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ぜひ、お気軽にお問い合わせください。

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