ホームインスペクション（住宅診断）の メリットやデメリットを知ろう！

こんにちは。
岐阜市鏡島より「暮らしを育む」をテーマに 地域の活性化に取り組む
住宅診断・リノベーション専門一級建築士事務所のマルホデザインです。

前回のコラムではリノベーションについてお話しさせていただきました。
>>そのリノベーション大丈夫？行う前に家の現状を把握しましょう！

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ホームインスペクションとは住宅診断のことです。
住宅の状態（欠陥や劣化）を住宅診断士が検査して、何か欠陥や劣化があれば修理についてアドバイスをしてくれます。

では一体、ホームインスペクションを利用する際にどのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか？
今回はメリット、デメリットについて詳しくご紹介します。

ホームインスペクションのメリット

まず、ホームインスペクションのメリットは住宅やマンションに住んでいる住まい手や
購入しようと思っている買い手、売っている売り手や不動産仲介業者それぞれで異なります。

住まい手・買い手のメリット

（1）住まい手のメリット

ホームインスペクションを利用する１番のメリットとして考えられるのは
安心して住宅を購入し居住することができる点です。
専門家が住宅の劣化をチェックしてくれるため、建物が崩れる心配をすることなく過ごすことができます。

また、安心して住むためにいつ頃、どこに、どのくらいの費用をかけてメンテナンスすればよいか
見通しを立てることが出来る点もメリットの1つです。

（2）買い手のメリット

住まい手と同じように安心して住宅の購入を決めることができます。
住宅の構造、設備など本質的な性能が分かることによって
「不具合のある住宅」を購入してしまうリスクを抑えることができます。

②売り手、不動産仲介業者のメリット

売り手としては、買い手と安心してスムーズな取引ができます。

ホームインスペクションは住宅の劣化状況が分かるメリットがあります。
劣化状況がはっきりしていないと今後どのくらいのメンテナンス費用がかかるのかわからず
不安な状態で取引をしなければなりません。

劣化状況がわかっている状態で不動産売買に臨むことで、
買い手に適切な情報を提供できることから不安感を払拭することができます。
その結果、住宅の信頼感は高くなるため、通用よりも買い手が早く見つかったり
希望価格で売却できる確率が高くなります。

売却後のトラブルを防ぐことができる点もメリットとして挙げられます。
ホームインスペクションによって、買い手が事前に住宅の不具合などについて理解し、納得していれば
後からクレームを言われたり、修繕費用を請求されるリスクが低くなります。

ホームインスペクションご利用のデメリット

ホームインスペクションには、一見するとメリットしかないのでは？と思いがちですが、
デメリットはあるのでしょうか。

ホームインスペクションを実施する場合、調査費用と時間がかかります。
費用の相場は検査事業者や物件規模によりますが、建物全体を調べるにはおおよそ10万円前後の費用がかかります。

また、ホームインスペクションの結果、修理するべき場所が見つかることがよくあります。
修理する必要がある部分の大きさや多さによって時間に違いがありますが
できるだけ早くに住宅を売りたいと考えている方にとっては向いてないと言えるでしょう。

修理するかどうか決めることは住まい手や売り手次第であるため
強制ではありませんが修理を行っていれば住宅に対する安心感が増します。
結果として住まい手にとっては心配事が軽減し、売り手にとっては高く売れることにつながります。

また、ホームインスペクションを実施せず、万が一欠陥が見つかった場合
売却価格の値引き交渉を求められるケースもあります。
そのうえ、補修対応を求められる場合も考えられます。

事前に補修しておけば値下げされるリスクを減らせますが
希望通りの価格で売れない可能性があることも認識しておきましょう。
そのための投資であると考えた時に出費や時間が
必ずしもデメリットになるとは限らないこともあわせて理解しておきましょう。

このように、ホームインスペクションには安心感をもって暮らせたり住宅を購入できること、
スムーズな売買ができるなどのメリットがある一方で、調査時間や費用、値下げ交渉のリスクがあるデメリットもあります。
メリット・デメリットも両方理解したうえで、ホームインスペクションを利用するか検討しましょう。

マルホデザインでは、リノベーションやインスペクションに関するご相談などを承っております。
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Posted by maruho