岐阜市 モールテックス 施工|玄関土間②

こんにちは。
岐阜市鏡島より「暮らしを育む」をテーマに 地域の活性化に取り組む
住宅診断・リノベーション専門一級建築士事務所のマルホデザインです。

モールテックス 玄関土間の続編。
前回の記事はこちら 岐阜市モールテックス施工|玄関土間①

さて、施工に移っていくわけですが、まずは下地作り。
補修したい箇所は木、ないしスタイロフォームで造形していくと良いでしょう。
しかし、今回は使用箇所が『床』なので構造用合板にて下地造り。

MORTEX(モールテック)下地

すいません、既に塗りはじめの写真ではありますが、
玄関ステップ延長部分を合板で下地組み。
モールテックスの性質上、強靭性は高いものの、やはり下地ズレは避けたいもの。
ですので、合板の継ぎ目にはファイバーテープを施工。
継ぎ目のズレを防ぎます。

下地組みが終わったらプライマー処理。
モールテックスがしっかり密着するように塗っていきます。

MORTEXプライマー処理

白色の液体なのですが、アルカリ性に反応しますね。
若干緑色に変色します。
しっかりと塗りまわし、完全乾燥。
24時間待つのが理想でしょうか。

乾いたらいよいよ施工。
材料を正確に計り混ぜ合わせ。
使用する色粉、塗り面積に応じて細かく計算。
電卓・電子計必須です。
キッチン用の電子計りでやったことがあるのですが、重さが3キロ位しか計れなかったので、
全然役に立ちませんでした…。
せめて余裕持って10キロは計れる電子計りをお勧めします。

混ぜ合わせると結構トロトロに。
左官屋さんから言わせると、垂直面に塗れるの?というほど柔らかい。
これも経験が必要かもしれませんね。

MORTEX岐阜市

しかしながら、モールテックスはモルタルと違い、仕上げ厚が1~2mm程度。
密着も良いので、自重で下がってくる事もほぼありません。
こんな様子。

MORTEX岐阜市

まずは一層塗り。
全体の下地を作っていきます。
ここでのコテラフ感が最終仕上げにつながってきます。
センスですね。

一層塗りが全体に終わったら…
ジッと待ちます。
二層目塗りのタイミングが重要。
半乾燥状態で二層目を塗ります。
フレスコ塗り。言葉では中々表現できませんので用語だけでも。

モールテックス玄関土間

実にキレイな仕上がり。
今回の色粉も本当に良かった。

そして最終仕上げ。
グラインダーで磨いて表情を付け、仕上げ材を塗布。
今回は汚れ防止剤としてオイル・モールテックを使用。
また、この保護材の種類も多様。
壁や天井等の汚れを気にしない場所や、屋外、水場等、適材適所で選ばねばなりません。

MORTEX仕上げ

と性質、性能を知っていると実に面白いモールテックス。
これからどんどん使用の場所や、様々な表現が生まれてきそうですね!
楽しみです。

 ■関連記事
モールテックス勉強会
モールテックスを語り、検証する。
モールテックス勉強会in藤岡木工所|マルホデザイン
【リノベの切り札】モールテックスの土間仕上げをしました!
【現場レポート】垂井町の現場で床にモールテックスを塗りました。

 

Posted by

RELATED POST