【適所収納のススメ】散らからない家づくり
こんにちは。ちんどうです。
先日、ずーっともやもやしていたゴミ箱をようやく新調しました。
使い勝手抜群、見た目も良し。それだけハッピーで暮らしやすくなりました。
さて、今回は収納のお話。
自粛期間に断捨離や片付けなどをして住まいや暮らしの見直しをした方も多いはず。
それでも家が片付かない、収納が苦手で・・・と悩んでいる方は多いのではないでしょうか。
実は、性格や収納能力以前に、現状の家の間取りや収納方法に問題があることがほとんどなんです。
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適所収納って!?
「適所収納」とは文字の通り、適した場所に収納すること。
使う場所の近くに、モノの住所を定めてあげることが大切です。
特に家族が共有して使うモノは「決まった場所=住所」を定めて、
あいまいさを無くすシステムをつくっておくことが重要です。
このシステムさえ、つくっておけば、どこにしまえばいいかわからない。
いつの間にか出しっぱなし。ということがなくなります。
これが、片付く家への近道です。
これを間取り計画の段階で行っておくと、新居に引っ越した際に
置き場所の迷子になることがありません。
片付かない家が多いワケ
なぜスッキリ片付いている家が少ないのかというと、
住宅設計が未だ追いついていない。という原因も。
元々の日本の住宅は可変性の高い「和室」がほとんどでしたが、
1960年頃から欧米の「個室」文化が導入されました。
欧米の「個室」は本来、寝室にバスルームを備えた完全プライベートスペースが主流。
でも、居住スペースが限られることの多い日本では、そのプランは中々採用にはいたらず、
共用スペースの洗面室で、身だしなみの支度も行うように。
この矛盾が動線の「複雑化」を引き起こしたそうです。
結果、モノの置き場が定まらないままに。
散らからない家をつくるポイント
ポイントは「動線」と「収納」の計画をきちんとつくることです。
case.1 玄関に家族が共有で使える場所をつくる
▽家族が共有で使えるキャビネット。
どこからもアクセスしやすいここに、細々したものをまとめておく場所を。
宅配や来客時に必要なモノを入れておけばお待たせすることもありません。
▽家族専用の玄関にアウターや傘など外で使うモノの置き場所を。
低い場所にもハンガーパイプを取付けておけば、お子様も自分でできるように。
また近くに洗面を設ければ、手を洗う習慣が身につき、ウイルス対策にも。
case.2 家電やストック品などのパントリーをつくる
冷蔵庫やキッチン家電、食器やストック品など、すべてまとめておける場所を。
扉付きの収納にしてしまえば生活感のないスッキリとした空間になります。
case.3 リビングに家族共用の本棚をつくる
家族が共用で使える本棚。
本だけでなくお子様のおもちゃや雑貨などみんなが取り出しやすい位置にあれば
自然と片付けもでき、モノがあふれる、なんてことがなくなります。
まとめ
いかがでしたか?
散らからない家をつくるためには、新築であってもリノベーションであっても
間取り計画の段階で収納計画もしっかりと定めておくことが重要です。
納戸のような大きな収納空間をつくっておくのではなく、
適切な場所に、適切な量の収納スペースを計画しておくことが必要です。
暮らし方やそれぞれの持ち物・量にあった収納計画を整えて
快適な暮らしを実現しましょう。
Posted by ちんどう