既存住宅の在り方とは…?

こんにちは。
岐阜市鏡島より「暮らしを育む」をテーマに 地域の活性化に取り組む
住宅診断・リノベーション専門一級建築士事務所のマルホデザインです。

前回のコラムではホームインスペクター(住宅診断士)についてお話しさせていただきました。
>>ホームインスペクター(住宅診断士)を知ろう!

■関連記事
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そのリノベーション大丈夫? 行う前に家の現状を把握しましょう!
意外と知らない?海外のホームインスペクション(住宅診断)事情!

これまでホームインスペクション(住宅診断)についてお話させていただきましたが、
今回はホームインスペクション(住宅診断)の原点とも言える、既存住宅の在り方についてお話させていただきます。

以前、ご紹介した「意外と知らない?海外のホームインスペクション(住宅診断)事情!」でもお話をさせていただきましたが
日本は他の国と比べて圧倒的に中古住宅供給量が少ないのです。

少ないのには、実は日本の高度経済成長期が関係しています。
日本の高度経済成長期は、経済の発展や人口の増加によって、あちらこちらに鉄筋コンクリートづくりの建物が建てられました。

日本では「夢のマイホーム」という言葉がある通り
「戸建てを新築する・新築の分譲マンションを買う」ということが人々の目標だった時代がありました。
そのため、日本では約30年間の周期で建物を壊しては建て直す「スクラップ&ビルド」を繰り返してきました。

多様化してきた「住まいの価値観」

現在はライフスタイルが多様化してきたこともあり、「今あるものをどう活用するか」という住まいに対する考え方が変わってきています

「新築じゃなくても、住みたい街で気に入った家を買い、自分の好きなように手を入れ、理想の住宅に変えて住めばいい」と考える人が増え
住宅購入の選択肢が新築だけではなく、中古物件やリノベーションに広がってきました。

古民家の再生など、古き良きものに価値を見出す人も少なくありません。
木造の古い建物は、「リノベーション」というものが普及するまでデザイン面で陳腐なイメージを持たれていましたが
柱や梁に大きな丸太を使用しているなど、とても贅沢なつくりとなっているのです。

中古住宅がより身近な世の中へ

現在日本では、人口の減少や高齢化に伴い、急速に空き家が増加しています。
世帯数より住戸数の方が多いため、どうしても古い建物は使われずに余ってしまっているのです。

そのため今までのようにどんどん新築住宅を建てるのではなく、優良な中古住宅をうまく活用していくことが求められています。
ちなみに、岐阜市の空き家は34,650戸で空き家率は17.3%と全国的に見ても、高い水準となっているのが現状です。

このような状況から、国が中古市場の活性化に意欲的に取り組むようになり
企業も中古市場やリノベーションに力を入れるようになりました。

また、金融機関が「中古住宅購入費」と「リノベーション費用」をまとめて借りることができる住宅ローンを取り扱うようになるなど
資金面からも中古住宅を買いやすくするための取り組みも進められています。
また、万が一の欠陥に備えた保険商品も開発されています。

中古物件は新築物件に比べて、同じ立地条件でも比較的低価格で購入することができることが魅力の一つでもあります。
さらに「リノベーション」で自分たちのライフスタイルに合った、自分らしい住まいを実現することが可能になります。
「リノベーション」を活用して、中古住宅で暮らしの質をワンランクアップさせませんか。

マルホデザインでは、「ホームインスペクション(住宅診断)×リノベーション」で
ご家族のライフスタイルに合わせた空間を形にします。
住まい、暮らしのご提案、ぜひマルホデザインにお任せください。

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