建物の資産価値を決める重要要素をご紹介!

こんにちは。
岐阜市鏡島より「暮らしを育む」をテーマに 地域の活性化に取り組む
住宅診断・リノベーション専門一級建築士事務所のマルホデザインです。

前回のコラムでは、海外と日本の異なったリノベーションに対する考えについてお話させていただきました。

>>>実はこんなに違う!海外と日本のリノベーションに対する考え方とは?

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日本のリノベーションは、自分が住みやすい家にすることが目的で行われることが多いです。

反対にアメリカの場合は、建物の資産価値を高めるために利用されることが多く、日本と目的が異なることが分かります。

こうしたアメリカの考え方について、リノベーションと資産価値の関係について今回よりお話させていただきます。

資産価値を決める要素

結論から言うと、リノベーションを行うことによって「資産価値が上がる」というよりも「資産価値が下がりにくい」という表現が正しいです。

それでは資産価値を決める要素には一体どのようなものがあるでしょうか。

戸建て住宅やマンションなど、不動産の資産価値を決める要素は以下の大きく4つがあります。

1.建物の立地
立地は資産価値に最も大きな影響を与える要素です。なぜなら、どれだけ良いリノベーションがされていても、勤め先から遠い、周辺環境が悪いなどの場合に建物の購入には踏み切れないためです。

一方で立地が好条件であれば将来にわたって需要が見込まれるため、資産価値を維持しやすいと言えます。

2.建物の築年数
当たり前のことですが、建物は新築時が最も価値が高く、築年数が経過していくほど価値は低下していきます。

ただし、築25年を過ぎたころから資産価値が下がりにくくなります。その理由は、築25年あたりを過ぎると、築年数が高まろうがその建物を欲しがる人の数は大きく減らないためです。

そのため、築年数は築25年頃まで資産価値に大きく関与しますが、以降は影響力が小さくなると考えてよいでしょう。

 

3.建物の管理状態
建物がどのように管理されてきたかも、資産価値に影響します。メンテナンスの程度によって劣化具合が異なってくるためです。

戸建て住宅の場合、定期的に外壁や屋根の塗装メンテナンスがされている状態であること。
マンションの場合、共用部分の管理がしっかりされている状態であることが資産価値の面で重要です。

4.建物の間取りや内装
間取りや内装も大事になってきますが、これらはリフォーム・リノベーションで変えることができます。むしろ個性的な間取りや内装は、他の建物と差別化されるポイントとなり、資産価値に影響を及ぼすことも考えられます。

以上4つが資産価値を下げにくくする要素となっております。

次回のコラムでは、これらの要素を踏まえた上で、将来の資産価値を考えたリノベーションのポイントについてご紹介をさせていただきます。

マルホデザインでは、リノベーションやインスペクションに関するご相談などを承っております。

ぜひ、お気軽にお問い合わせください。

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