実はこんなに違う! 海外と日本のリノベーションに対する考え方とは?

こんにちは。
岐阜市鏡島より「暮らしを育む」をテーマに 地域の活性化に取り組む
住宅診断・リノベーション専門一級建築士事務所のマルホデザインです。

前回のコラムでは、海外で日本のリノベーション技術が注目されていることについてお話させていただきました。

>>>海外でも注目!?日本のリノベーション技術力の高さ!

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リノベーションが注目を浴びている理由とは…?

日本のリノベーションのリノベーション技術は高く、海外から日本へ足を運んで技術を学びに来るほど注目されています。

また、海外のリノベーション事業は日本に比べて参入障壁が低いため、日本企業が海外に進出する動きも多いです。

日本の技術力は海外需要も高いことから今後も海外進出の動きは多くなると考えられます。

今回は、日本と海外のリノベーションの違いについてお話させていただきます。

中古住宅市場の違い

リノベーション技術の高い日本ですが、現状中古住宅市場のシェアは約13.5%(2008年)で高いとは言えません。

中古住宅に対してのイメージが「設備が古く老朽化していないか心配」「欠陥だけでなく、汚れが多そう」など負のイメージが付きまとい、中古住宅から新築に住みかえる流れが一般的です。

そのため、住宅を手放すことが多く空き家が問題になっています。
総務省の統計によると平成25年の空き家数は820万戸で全国の住宅の13.5%を占めて過去最高になりました。

一方、アメリカは国内に流通している住宅の約9割が中古住宅を占めており、中古住宅市場が高いです。

以下で詳しくお話しますが、アメリカの住宅は付加価値に見合うだけの適正な価格が付くため、メンテナンスを行い長く住み続けることが多いです。

そのため、リノベーションやホームインスペクションの需要が多く、積極的に行われています。

リノベーションに対する考えの違い

アメリカでは家は投資のための資産であるという考えが浸透しています。
家を資産と考えることで、より価値を高めるためにリノベーションを行います。

この考えが上記の付加価値の部分に関係してきており、価値の高い状態で売却するためにリノベーションが行われます。

しかし、日本は家は資産という考えが薄く、何十年もの間一度もリノベーションしていないという世帯は多いです。

リノベーションの目的は、自分が住みやすい家にすることが目的でアメリカの考えと大きく違いがあります。

そういった考え方や市場規模の違いから、リノベーションに対する考えが違っています。

マルホデザインでは、リノベーションやインスペクションに関するご相談などを承っております。

ぜひ、お気軽にお問い合わせください。

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