ホームインスペクションを実施する必要性は高い?

こんにちは。
岐阜市鏡島より「暮らしを育む」をテーマに 地域の活性化に取り組む
住宅診断・リノベーション専門一級建築士事務所のマルホデザインです。

前回のコラムでは、耐震診断とホームインスペクションの違いについてお話させていただきました。

>>>耐震診断とホームインスペクションの違いとは…?

今さら聞けない!住宅診断(ホームインスペクション)とは
新築マンションでもホーム インスペクションって必要?
ホームインスペクションで得られる効果とは…?

「ホームインスペクションってよく聞くけど、ほんとうに実施したほうがいいの?」

「ホームインスペクションをしなくても、日本の技術で作られた建物だから安心できるんじゃない?」

このような疑問をお持ちの方はいらっしゃいませんか?

ホームインスペクションとは、住宅に精通した調査員が、第三者的な立場から住宅の不具合や劣化状況などのアドバイスを行なう専門業務のことです。

今回のコラムでは、ホームインスペクションの必要性についてご紹介させていただきます。

ホームインスペクションの効果やメリット

ホームインスペクションを行うことによって得られる効果は様々です。

住宅の住まい手にとっては、この住宅はこの先倒壊などの恐れがなく、安心して暮らせるかというような不安感を払拭することができます。

住宅の買主にとっては、住まい手と同じように取引における安心を担保できます。

入居後に不具合や欠陥が見つかることはリスクでしかないため、不安を事前に解消できれば安心して円滑に取引を進められます。

また、ホームインスペクションを実施すると、購入後に必要な予算がある程度わかることから、購入後のコスト管理がしやすくなります。ホームインスペクションの結果次第では、劣化状況がわかるため、その後のメンテナンス計画も立てやすくなります。

住宅の売主にとっては、住宅の安全性を証明できるため信頼性が高くなり、通常よりも買い手が早く見つかったり、希望価格で売却できる可能性が高くなります。

売却後のトラブルを未然に防ぐことにつながることも効果の一つです。
ホームインスペクションにより、買主が住宅の不具合などについて理解していれば、入居後にクレームを言われるなどのトラブルが回避できます。

ホームインスペクション行うべきか

上記の内容を踏まえて、長期的に住むことや入居後のトラブルを未然に防ぐためにも、ホームインスペクションを実施する意義は十分にあると言えます。

特に中古住宅の購入をお考えの方や住宅に住んで長い方は、費用はかかりますが長期的な視点で見た時に実施することをオススメします。

後々欠陥に気が付き、メンテナンスに余分な費用がかかってしまったケースもあります。

新築住宅の場合でも、ホームインスペクションの必要性は高いです。

新築住宅には、「住宅の品質確保の促進等に関する法律(品確法)」により、引き渡しから10年保証(瑕疵担保責任)が義務づけられています。

しかし、10年保証(瑕疵担保責任)は、検査は簡易的なものや限定的な確認内容が多く、ホームインスペクションを行った際に10年保証の範囲外の部分の欠陥が見つかることもあります。

そのため、新築・中古どちらにしても、長く安心して暮らすためにホームインスペクションを利用することをオススメします。

マルホデザインでは、リノベーションやインスペクションに関するご相談などを承っております。

ぜひ、お気軽にお問い合わせください。

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