ホームインスペクション(住宅診断)は個人でもできるの?
こんにちは。
岐阜市鏡島より「暮らしを育む」をテーマに 地域の活性化に取り組む
住宅診断・リノベーション専門一級建築士事務所のマルホデザインです。
前回のコラムではリノベーションについてお話しさせていただきました。
>>ホームインスペクション(住宅診断)のメリットやデメリットを知ろう!
■関連記事
・今さら聞けない!住宅診断(ホームインスペクション)とは
・ホームインスペクション(住宅診断)を行う3つのタイミングとは
・瑕疵保険責任について知っておこう
・ホームインスペクション(住宅診断)の メリットやデメリットを知ろう!
ホームインスペクション(住宅診断)とは住宅診断のことで、住宅診断士が住宅の欠陥や劣化をチェックします。
また、住宅の改修すべき箇所や時期、費用についてのアドバイスをいただくこともできます。
住宅を購入する際や売却する際に利用されることが多いホームインスペクション(住宅診断)ですが
費用がかかることからホームインスペクション(住宅診断)を利用することを躊躇してしまう人も多いと思われます。
「費用を抑えるためにも自分でホームインスペクション(住宅診断)を行うことは可能なの?」
「もし可能な場合どのような調査の道具が必要になるの?」
今回はこのような素朴な疑問についてお答えします。
個人でホームインスペクション(住宅診断)を行う際に必要なこと
ホームインスペクション(住宅診断)を個人で行うためには、チェックすべき項目を把握しなければなりません。
「具体的にチェックするべき項目って何なの?」
「多くて把握するの大変じゃない?」と思う方も多いと思います。
ホームインスペクション(住宅診断)を行う対象の建物の構造や工法によってチェック項目に違いはありますが
参考にできる情報はインターネットで探すことができます。
そのため、項目を把握することは難しくはありません。
チェックすべき箇所は、大きくわけて建物の外部と内部の2つになります。
①建物外部
外壁はもちろん、庭やバルコニー、屋根まで確認する必要があります。
内容としては、ひび割れはおきていないか、
腐食やカビが生えている部分はないかといった目視で確認できる項目があります。
その他にも、給排水管は正常に設置されているか、
金具の取付状況はどうなのかといった専門的な知識も必要になります。
②建物内部
リビングやダイニングのほか、各お部屋の床、壁、天井、扉などがチェック項目にあります。
水が流れるキッチンやトイレ、洗面所などは水回りが正常なのか確認することが必要です。
電気やガスの設備状況や劣化具合もチェックが必要で、こちらも建物外部同様に専門性が要求されます。
各お部屋でのチェックが必要なため、建物の中全体を見て回らなければならず
大きな手間と時間がかかることは間違いありません。
これらの項目をチェックするために必要な道具には
高いところにのぼるための脚立や計測に必要なメジャー、傾きを調べるための水平器など特殊な道具はありません。
住宅診断士による検査との違いは?
数あるチェック項目を理解していれば住宅診断士でなくとも検査を行うことは可能です。
しかし、何か不具合や違和感などの疑問が生じた際に
それが問題なのかどうか自分で判断をしなければなりません。
例として外壁のひび割れを見つけた際、
自分ではこのくらい大丈夫だと思っても実は大きな欠陥につながる恐れもあります。
その結果、「本当に大丈夫かな?」と不安になることが考えられます。
このことから、ホームインスペクション(住宅診断)に必要なものは知識や経験が1番と言えます。
ホームインスペクション(住宅診断)には費用が多くかかってしまうことから、個人で自力に行う事も可能です。
しかし、建物全体をチェックするには多くの時間と労力が必要になる上、非常に困難です。
費用面で個人で行うのか、住宅診断士に診断を依頼するか
悩みが生まれてしまうかと思われますが自力での検査にも限界があります。
住宅診断士に頼んであの時改修しておけば…と後悔をするよりは
住宅診断士に任せた方が気持ちも楽になるでしょう。
住宅診断士に依頼したホームインスペクション(住宅診断)によって
住宅の不具合の早期発見ができれば、その分将来の被害拡大の防止につながります。
このため、住宅診断士に依頼した方がかえって安く済んだというような欠陥が発見されるかもしれません。
したがって、住宅を検査して家族と安心して快適な生活をおくるためにも
専門的な知識を持った第3者に依頼することをおすすめします。
マルホデザインでは、リノベーションやインスペクションに関するご相談などを承っております。
ぜひ、お気軽にお問い合わせください。
>>お問い合わせフォーム
Posted by maruho