リフォーム・リノベーション済み建物の ホームインスペクションは必要?
こんにちは。
岐阜市鏡島より「暮らしを育む」をテーマに 地域の活性化に取り組む
住宅診断・リノベーション専門一級建築士事務所のマルホデザインです。
前回のコラムでは、リノベーション市場の現状や今後についてお話させていただきました。
>>>リノベーション市場の現状や今後はどうなる?
・今さら聞けない!住宅診断(ホームインスペクション)とは
・新築にも対応ホームインスペクション(住宅診断)
・リノベーション×ホームインスペクションで快適な新生活のスタートへ!
日本は人口減少の影響で空き家が増え続けていることが現代課題となっております。
増え続ける空き家問題を解決するために、国が中古住宅市場活性化のために様々な取り組みを進めています。また、新築よりも中古住宅を購入する人が増えて、リフォーム・リノベーション業界が近年成長していることを前回のコラムでご紹介いたしました。
中古住宅を買う際、ホームインスペクション(住宅診断)を利用することは珍しいことでなく、利用者が日本でも増えています。
それでは、リフォーム・リノベーション済みの建物はホームインスペクションを行う必要があるのでしょうか。
今回は、リフォーム・リノベーション済みの建物でホームインスペクション利用の必要性についてお話させていただきます。
ホームインスペクション利用の必要性
中古住宅を購入して、自分たちが暮らしやすいように一部をリノベーションしたり、老朽化した状態を補修して新しいものへするということで、リフォーム・リノベーションを利用する人は多いです。
一見すると悪い部分の補修をしているから、ホームインスペクションを実施する必要はないんじゃないかと考えることができます。
しかし、必ずしもそうだとは言えません。
リフォーム済み建物でも、不動産会社が買い取りと再販を行っている建物の場合は、表面的な補修しかしていないことが多いです。
壁・天井・床などの仕上げが綺麗でも、壁の傾きや歪み、外壁が改善されておらず居住してしばらく時間が経過してから劣化や異常に気づくことがあります。
ホームインスペクションで不安解消へ
前述した例があるため、壁の傾きや歪み、外壁など調査を行うためにホームインスペクションを利用する必要性が高いことが分かります。
ホームインスペクションは、壁以外に床下や屋根裏など調査の範囲が広く、その後の暮らしの安心感が高まります。
床下や屋根裏もリフォーム・リノベーション済みの建物であっても、補修や確認を行っていない場合が多いです。
これらのことから、リフォーム・リノベーション済みでもホームインスペクションを利用して建物の不具合箇所を調査することの必要性が高く、利用する意義は十分にあると言えます。
マルホデザインでは、リノベーションやインスペクションに関するご相談などを承っております。
ぜひ、お気軽にお問い合わせください。
Posted by maruho