ホームインスペクションの対象建物について解説!
こんにちは。
岐阜市鏡島より「暮らしを育む」をテーマに 地域の活性化に取り組む
住宅診断・リノベーション専門一級建築士事務所のマルホデザインです。
前回のコラムでは、ホームインスペクションの実施は購入前がオススメの理由についてお話させていただきました。
・今さら聞けない!住宅診断(ホームインスペクション)とは
・新築にも対応ホームインスペクション(住宅診断)
・マンションのホームインスペクションはどうなる?
ホームインスペクションは、建物を購入する前の段階で行うのがオススメと言われております。
理由としては、購入前段階では権利や義務が生じていないため、不具合が見つかった時に購入を中止できることや、売主と交渉しやすいなどが挙げられます。
ホームインスペクションは幅広い建物で実施がされており、実際どの建物が利用の対象なのか知らない方は多いです。
今回のコラムでは、ホームインスペクションの対象となる建物についてお話しさせていただきます。
調査の対象について
まず初めに、ホームインスペクションの調査対象について解説します。
ホームインスペクションは、建物の劣化や欠陥を調べる調査のことであるため、土地・地盤の調査は調査対象に含まれません。
調査の対象は建物の構造、階層、建物面積の大きく3つに分類されます。
1.構造
木造(W造)・鉄骨造(S造)・鉄筋コンクリート造(RC造)の建物に対応しています。
また、軽量鉄骨造やプレハブ住宅と呼ばれるものにも対応している業者が多いです。
2.階層
基本的に住宅は1〜3階建ての建物が多いため、ほとんどの業者が3階建てまで対応しています。地下にも対応している業者は多いです。
しかし、3階建てより上の4階以上の建物については、調査対象外の業者があります。
理由は、高くなるにつれて外壁など高い位置が確認しづらくなるからです。
3.建物面積
建物面積が大きい建物のホームインスペクションを検討する際は、注意が必要です。
あまりにも面積が大きいと調査が1日では終わらない等の理由により、面積に制限をかけている業者もあるためです。
そのため、問い合わせる際に面積について対応が可能か確認する必要があります。
対象の建物について
まず、ホームインスペクションの対象となる建物には住宅が挙げられます。
劣化や欠陥を調べるため、中古住宅が対象のイメージですが、新築住宅もホームインスペクションの対象となります。
ちなみに新築では、構造耐力や建物の性能に関わる施工不具合の調査が主に行われます。
他にも新築の部類では、建売住宅(分譲住宅)や注文住宅も対応しています。
共同住宅もインスペクションの対象です。共同住宅とは、アパートやマンションのことを指します。
共同住宅についても中古だけが対象なのではなく、新築の共同住宅も建具の建付け不良がないか施工不具合の調査を行うことができます。
以上のことから、ほとんどの人が住むような建物に、ホームインスペクションは対応していると言えます。
マルホデザインでは、リノベーションやインスペクションに関するご相談などを
承っております。
ぜひ、お気軽にお問い合わせください。
Posted by maruho